学校に行けなくなったら最初にやること
お子さんが学校に行けなくなったとき、保護者の方が知っておきたいことを6ステップにまとめました。上から順番に進めても、気になるところから読んでも大丈夫です。
「学校に行かない=だめなこと」ではありません。休むことは、お子さんが自分を守るために必要な時間であることも多いです。まずは深呼吸して、ひとつずつ確認していきましょう。あわてて全部やろうとしなくて大丈夫です。
まずは休ませていい、と考える
学校に行きしぶる・行けなくなるのは、お子さんが心や体のエネルギーを使い果たしているサインであることが多いです。無理に登校させることが、かえって回復を長引かせてしまう場合もあります。
「なぜ行けないの」と問いつめる前に、まずは家庭を安心できる場所にすることが第一歩です。原因がはっきりしないことも珍しくありません。理由を突き止めることより、今の状態を受けとめることを優先しましょう。
- 朝、無理に起こして登校させようとしていないか振り返る
- 「学校に行けない自分はだめだ」と本人が感じていないか気にかける
- しばらく休むという選択肢を、家庭の中で一度認めてみる
担任・学校と連絡を取り、状況を共有する
学校を休むことになったら、担任の先生に連絡し、家庭での様子を共有しておきましょう。連絡帳・電話・メールなど、負担の少ない方法で構いません。毎日連絡する必要はなく、無理のない頻度を先生と相談しておくと楽になります。
スクールカウンセラーや養護教諭(保健室の先生)、教育相談担当の先生など、担任以外にも相談できる窓口が学校にはあります。担任と話しにくい場合は、これらの窓口を頼るのも一つの方法です。
- 担任に家庭での様子を一度共有する
- 今後の連絡方法・頻度を先生と決めておく
- スクールカウンセラーへの相談を予約できるか確認する
教育支援センター・相談窓口を知っておく
多くの市区町村には「教育支援センター(適応指導教室)」という、学校に行きづらい子どもが通える公的な居場所があります。学習支援や相談を受けられ、在籍校と連携して出席の扱いにつながることもあります。まずはお住まいの自治体の教育委員会に問い合わせてみましょう。
フリースクールや不登校の親の会、NPOなど、家庭の外にも支えてくれる場所があります。みちくさでは、お住まいの地域から支援機関や相談窓口を探せます。
- 自治体の教育支援センターの有無と場所を確認する
- 近くのフリースクール・親の会を調べてみる
- 緊急時に頼れる相談電話の番号を控えておく
「出席扱い」の制度を知る
不登校の期間でも、一定の条件を満たせば「出席扱い」として認められる制度があります。教育支援センターやフリースクールへの通所、自宅でのICT(オンライン教材・タブレット学習など)を使った学習が、校長の判断で出席として扱われる場合があります。
出席扱いになるかどうかは学校長の判断によるため、まずは担任や学校に「出席扱いの制度を利用できるか」を相談してみることが出発点になります。学習の記録を残しておくと、相談がスムーズになります。
- 出席扱い制度が使えるか担任・学校に相談する
- 自宅学習やオンライン教材の利用状況を記録に残す
- 教育支援センター等に通う場合、在籍校との連携を確認する
保護者自身のケアも大切にする
お子さんを支えるためには、保護者自身が倒れてしまわないことが何より大切です。自分を責めたり、孤立してしまったりしがちな時期ですが、それはあなたのせいではありません。
同じ経験をした保護者と話すだけで、気持ちが軽くなることがあります。親の会やオンラインコミュニティ、みちくさの体験談などを通じて、ひとりで抱えこまない工夫をしてみてください。
- 「自分のせいだ」と抱えこみすぎていないか気づく
- 気持ちを話せる相手や場所を一つ見つける
- 自分が休める時間を意識的に確保する
つらいときの相談先を持っておく
お子さんの様子が心配なとき、保護者が追いつめられたときは、専門の相談窓口を頼ってください。ひとりで判断しようとせず、早めに声をかけることが大切です。
「24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)」は、いじめや不登校などについて子ども・保護者が24時間相談できる文部科学省の窓口です。命の危険を感じるような緊急時は、迷わず専門機関につながってください。
- 24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)を控えておく
- 地域の相談窓口の連絡先をすぐ出せるようにしておく
- 緊急時にどこへ連絡するか家庭で共有しておく